旧仁鮒小学校校舎と体育館を文化財として保管・活用を (12月能代市議会に陳情書提出)
(故)江川正幸さんは、秋田県能代市二ツ井の旧仁鮒小学校の存続運動に尽力なさっていました。そこに、大事にしたいものがあるのです。 江川正幸さんFacebookの写真から 2018年の校舎と江川正幸さん(左) 動画 浜辺の歌 仁鮒小学校の校舎保存を願って 江川正幸さんの作品と浜辺の歌に思いをはせて 「白神山地世界遺産登録30周年記念、江川正幸写真展(2023年10月14日~15日、岩手県水沢・蔵ギャラリー鈴貞にて」 参加者の皆さんと、旧仁鮒小学校を卒業した、日本を代表する作曲家、成田為三の「浜辺の歌」をうたう。 浜辺の歌 作詞 林古渓 /作曲 成田為三 あした浜辺をさまよえば 昔のことぞ 忍ばるる 風の音よ 雲のさまよ 寄する波も貝の色も ゆうべ浜辺をもとおれば 昔の人ぞ忍ばるる 寄する波よ 返す波よ 月の色も星のかげも 撮影江川正幸 創立130周年の大文字 江川正幸撮影 2014年体育館 成田為三の母校 貴重な資料の展示もあった 江川正幸さんの写真と解説(展示パネルの複写) 伝統的木造建築物の第一人者である 筑波大学名誉教授 安藤邦廣先生から (陳情書によせて) 旧仁鮒小学校校舎および体育館は、校舎は昭和4年に大火後に再建築され、体育館は戦後昭和27年に建築され、当時の学校建築の形式と構造をよく留めたものである。 構造および造作材に樹齢350年の天然秋田杉を用いてつくられている。 校舎は、柱に天然秋田杉の芯去り材の四方柾5寸角(15cm角)の通し柱を用いており、床板や壁板、天井板もすべて天然秋田杉の良材で仕上げられている。 体育館は、洋風の木造トラス構造を用いたものであり、その部材も天然秋田杉の良材である。 以上のように、この校舎と体育館の建築は、今日では極めて貴重な天然秋田杉を用いており、その保存状態も極めて良好である。 仁鮒小学校は天然秋田杉の産地の中心地に、それを生業とする地域住民の学校として、地域の産業、文化の象徴としてつくられたものである。 天然秋田杉の伐採、製材の技術を今日に伝える貴重な資料もあわせて保存されている。 今日、天然秋田杉は、伐採、製材は原則として禁じられ、天然秋田杉学術参考林として保存管理されている。 旧仁鮒小学校校舎、体育館および天然秋田杉に関する資料は、天然秋田杉の伐採、製材の技術と優れた材質の特徴およびその建築技術を今日および未来